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パルコホームの家づくり

断熱の仕組みってどうなっているの?

断熱の仕組みってどうなっているの?-家づくりコラム

四季による気温差が大きい東北地域に暮らす私たち。外気温はどうしようもないですが、家の中では夏は涼しく、冬は暖かく過ごしたいですよね。その為に夏は冷房、冬は暖房が必要で毎日の光熱費を抑えながら過ごしやすい家にするにはどうしたら良いのでしょうか?

 

_ 熱の伝わり方について 

熱は温度の高い方から低い方へ伝わる性質があります。
物の素材によって熱の伝わりやすさは異なり、気体か液体か固体かによっても大きく違いがあります。熱の伝わり方には対流伝導放射の3種類あり「対流」は気体や液体の移動によって伝わる現象です。
「伝導」は物質の中を熱が伝わる現象で「放射」は物質の温度によって出す放射熱の現象です。

 

_ 断熱とは 

文字通り熱の伝わりを防ぐことが断熱です。
金属の材料は「伝導」によって熱を大量に伝えます。これに対して空気は熱を伝えにくい性質があります。そこで「対流」が起きにくいよう細かく分かれた空気を内部に含ませた素材使って熱を伝えにくくすることが出来ます。
その仕組みを活かした材料を断熱材と呼びます。

 

_ 断熱材の種類 

断熱材は大きく分けて繊維系材料プラスチック系材料があり、どちらも材料内部に空気を保持する事で断熱性能を実現しています。繊維系材料は低価格な反面、材料の中に水蒸気が入りやすく経年劣化で性能が落ちる
可能性があります。プラスチック系材料は発泡させ気泡を中に閉じ込めた空気の断熱性能を利用しており代表的な材料はポリスチレンのウレタンフォームで加工された板状タイプと現場での吹き付けタイプがあります。

 

_ 断熱工法について 

断熱工法は大きく分けると充填断熱工法外張り断熱工法があります。
充填断熱工法は柱など構造材の間に断熱材を充填する方法で、壁の内側を利用する為、支持材などで新たな断熱用スペースを作る必要が無く外張り断熱工法より低コストになるケースがほとんどです。また充填断熱は壁の内側で断熱層の厚みを大きくする事より断熱性能を更に高める可能性も期待できる工法です。
外張り断熱工法は柱などの構造物の外に断熱施工します。断熱材を切れ目なく施工でき壁にある障害物の影響も受けません。隙間が出来にくい外張り断熱工法は気密性を高める事も容易になります。

 

まとめ

選ぶべき断熱材や断熱工法のメリット・デメリットを検討いただき、お客様の家造りにベストと判断できる材料・工法をご選択していきましょう!
断熱性能が優れている住宅にご興味のあるお客様は、ぜひ1度お近くのパルコホーム店・見学会場、当社HPなどでお問い合わせください。

掲載日:2023年5月30日 10:00